『Fate/stay night [Heaven’s Feel] Ⅲ.spring song』
と言うわけで、コロナ間で一時は延期をしましたが、
15日に公開されました。
アニメーション映画を紹介したいと思います。
『Fate/stay night [Heaven’s Feel] Ⅲ.spring song』
簡単なあらすじです。
といつも通りいきたいところですがあえて割愛させていただきます。
映像として楽しんでいただきたいので。
と言うわけで、第三章がどんなものなのか
他ルートと違うところを触れると
このルートのラストシーンで『士郎』と『桜』の結末がどうなるのかなんとなくわかってくるような気がしますので
それについて簡単に触れたいと思います。
まず、『セイバールート』では、『セイバー』の人としては異常ともいえる在り方について言及されるルートとなっています。
王としてどのようにして死んでいくのか?
王として私は、ちゃんとしていたのか?
それが彼女が聖杯に導かれた由縁となっています。
これについては、『Fate/zero』のなかでもランスロットの苦悩から読み取れる内容では、あると思います。
後の『FGO』などで登場する『ベディヴィエール』や『モードレッド』に関連して
『王』とはなんたるかについて苦悩する姿や
『王』としての在り方を否定され
裏切りにあったことから生じた悩みです。
それの答えを求めた聖杯は、間違ったものであり黒く濁ったものです。
これについては、本作品ですでに『黒桜』で拝んでいるとは思います。
聖杯を破壊すると共に、
『セイバー』が女性として『士郎』を愛し
『士郎』は、『彼女』見守り、
人としては、歪んだ在り方を認め
『彼女』の死を見送る。
というエンディングを迎えました。
もう!最高のエンディングですね。
『セイバールート』には、ハッピーしかつまってないです。
そして!
『凜ルート』では、『アーチャー』と『士郎』の関係性から
『士郎』の人としての歪んだ在り方とその末の結末の果てにたどり着いた物語です。
『自分』のためではなく『他者』のために生きるという在り方であり。
常に答えは、自分の中ではなく、他人の中にあり。
他人の中にあるからこそ危ういその在り方について向き合っていきます。
まるで『士郎』の為シナリオですが、
個人的には、支え合う二人の物語だと思っています。
危うい人間をそっと見守り共に幸せを迎えるためにという男性にとって『凜』は、理想的な女性として描かれるんですよね。
可愛い一面を見せたり、しっかりしていて手をさしのべ共に歩んでいく姿は、『凜』は、本当に素敵な女性だと思います。
そして本作の『桜ルート』
個人的には、女性にとっての理想的な男性のように感じました。
見習うべき男としての在り方なように感じました。
皆さんには、どう写るのでしょうかね。
最後に『士郎』が歩んだ道のりは、まさに
これまでとは違うところをたどり着いたと思います。
だからこそこのエンディングへたどり着けたとも思います。
そして、もうひとつのテーマ。
『善』と『悪』です。
個人的には、『FGO』にて、『アンリマユ』に聖杯を焚べてレベル100にするほど好きなのですが、
生まれつきに『善』なのか、『悪』なのか、
生まれでた『悪』にたいしてそれを否定する『善』は、なんなのか。
かなり難解な内容のように感じますが。
小6の道徳で、これを考えさせられた私は、
完全に英才教育を受けてたんだなと思わされます。
そりゃ歪みますよね。こんなこと考えたら。
まぁそれについて『士郎』が、自分の意思をというのが
本当に素晴らしい味噌なんですよね。
今までの二つのルートでは、
他者に対しての動きなのですが、
唯一、自分で選択していくというのがたまらないです。
これについては、『Fate/zero』でのストーリーと本作の『藤村大河』の『台詞』に隠されていると思います。
本当に素晴らしい。
この台詞でドキッ!とさせられました。
ここで道が定まったんだなと思います。
最後の最後は、『空の境界』や『魔法使いの夜』の『蒼崎橙子』が出てきたりと
この結末に辿り着く由縁が描かれますが、
『蒼崎橙子』の人形師と言うこともあり
『人』と寸分たがわぬ『人形』を産み出すというチート使いですので。
恐らくファンは、察しがついてしまうのですが
所見は、難しいところがあるかとは思います。
でもここまでアニメーション化させた本作はまさに『日本のアニメーション』に大きく影響を与えてしまった名作だと思います。
と言うわけで今回はこの辺りで。
是非円盤が出た際は、お手にとってみてくださいませ。
劇場での映像は素晴らしかったですが、
コロナについての問題が多いので推奨はしませんが
劇場でみてよかったと感じる一作でした。
『Fate/stay night [Heaven’s Feel] Ⅲ.spring song』
【予告編】
『Fate/stay night [Heaven’s Feel]」Ⅰ.presage flower 』
ただいま公開しております。
『Fate』シリーズ最新アニメーション作品。
第三章を見て参りました!!
イェーーーイ!
と言うわけで、今回は、そっちを紹介しようかと思いましたが、
順を追うことに決めまして
今回は、一章に触れたいと思います。
因みに第三章があまりにも良すぎたために
二回その日のうちに見ておりますので
共感していた抱きたいと思い
まだ過去の章を見ていない方に向けてや
おさらいもかねて書きたいと思います。
『Fate/stay night [Heaven’s Feel] Ⅰ.presage flower 』
簡単なあらすじです。
日本のとある地方都市「冬木市」に数十年に一度現れるとされる、
持ち主のあらゆる願いを叶える「聖杯」―――
7人の魔術師(マスター)は7騎の使い魔(サーヴァント)と契約し、
聖杯を巡る抗争「聖杯戦争」に臨む。
聖杯を手にできるのはただ一組、ゆえに彼らは最後の一組となるまで互いに殺し合い
最後の一人が願望をかなえることができます。
というのが簡単なあらすじです。
第一章なので簡単にはこうなってしまいます。
もう少し踏み込むと、
主人公『衛宮士郎』がひょんなことから
サーヴァント『セイバー』を召喚してしまい
『聖杯戦争』に巻き込まれ
相手を尊重し、相手を守り、自分と向き合っていく内容になります。
この作品群の『Fate』シリーズは、
元々アダルトPCゲームとして登場しましたが
いまでは、スマートフォンでも派生作品が登場するほどのヒット作品です。
そしてアニメーションも数多くされているなかで
唯一映像化されていない第三章『桜ルート』事、『Heaven’s Feel』が今回映像化されました。
個人的には中学時代にアニメーション制作『DEEN』版の『セイバールート』が最初の出会いでした。
その後、自分は『空の境界』で『型月』こと『TYPE-MOON』の沼にはまりました。
いまでは、『鬼滅の刃』等々も手掛ける『ufotable』との出会いも『空の境界』だったので
非常に感慨深いものがあります。
主題歌は、『Aimer』さんが勤めており
『ガンダム』などアニメからドラマまで主題歌を歌ってくれる方ですが、
『夏雪ランデブー』の主題歌が、自分は最初の出会いですかね。
芸能界でもファンの多いアーティストがヘブンズフィール全体の主題歌をということで感謝の言葉しかありません。
そんな今作は、『Fate/stay night』シリーズの中で最後のストーリーで
ある意味では根幹であり
ある意味では、起承で七割、転結で三割の
今から新規参入が厳しいと共にアダルトな男女が色濃く出されたといいますか、
他のルートにおいてそんなに必要ないアダルトが
この章においては、必須なんですよね。
個人的には、
ないと意味内容が変わりかねない気がします。
また、過去の章で登場するほどの人物の大多数は、早々にリタイアしていきます。
ある意味内容の本質が肝だけのことはあり
不要な要素は全力で省かれます。
自分の好きな『ランサー』も『アサシン』相手に早々退場してしまうのが切ないです。
まぁそれにもしっかり理由があって本気が出せない状況だからだったんですがね。
ですが『ランサー』戦は、見事な映像美でした。
半端ではない量の作画枚数が使われているそうです。
第二章から大分ネタバレしやすくなるので
今回はこの辺りで。
配信サイトは、『U-NEXT』『Amazonプライムビデオ』にて配信されています。
因みに三章見ましたが、今からさらに見直しをかけているのですが、
改めてみても凄いです。
『Fate/stay night [Heaven’s Feel]」Ⅰ.presage flower 』
【予告編】
『Fate/stay night [Heaven's Feel]」 Ⅱ.lost butterfly』
と言うわけで第二章の紹介です。
簡単なあらすじです。
雪の夜、柳洞寺の境内。
『衛宮士郎』は、自身の『セイバー』を探しています。
『セイバー』の姿を目にし、士郎は追いかけ、池に辿り着きますが、声をかけると
池の中から伸びた多数の黒い帯がセイバーを飲み込み、自身もまた飲み込まれてしまいます。
目が覚めた士郎は自室で寝ていたことを思い出し、夢を見ていたことに気が付きます。
朝食を摂る『士郎』に一時的に同居している『間桐桜』は、『セイバー』の帰国が突然であったことを残念がる一方で、
『士郎』の夜間外出が無くなることに安どの表情を見せます。
しかし『士郎』はこれからも夜間に外出することを『桜』に告げます。
登校する途中、『士郎』は、『バーサーカー』のマスターである少女、『イリヤスフィール=フォン=アインツベルン』と遭遇します。
『イリヤ』に襲われることを警戒する士郎ですが、『イリヤ』に戦闘の意思は無く、ただ、士郎と会話をしにきただけでした。
『士郎』は、『イリヤ』に自身の義父、切嗣を知っているか問いますが、
『イリヤ』は急に表情を曇らせると知らないと告げ、立ち去ってしまいます。
『イリヤ』を追う『士郎』は、
『アーチャー』のマスターである『遠坂凛』と出会い、
協力者でもある『凛』の家に招かれた『士郎』は今後の方針を相談します。
話し合いを終えた『士郎』は帰宅しますが、玄関の鍵が開いていることを不審に思います。
すると、電話のベルが鳴り、受話器を取り
表情は見る見る変わり、再び家を飛び出していきます。
自身が通う高校の図書室に辿り着いた『士郎』を待っていたのは『桜』の兄であり『ライダー』のマスター『間桐慎二』でした
彼は、『士郎』に敗北した雪辱を晴らすため、『桜』の命が惜しければ『ライダー』と戦うことを強要、『ライダー』をけしかけます。
『士郎』は『ライダー』の猛攻に一方的にやられてしまいますが、
わざと『慎二』に向け殴り飛ばします。
その勢いのついた『士郎』の拳は、『慎二』の顔へ届き、無事に『桜』を救出します。
なおも『ライダー』をけしかけようとする『慎二』ですが、窓を破って『凛』と『アーチャー』が現れます。
諦めきれない『慎二』は動けない『ライダー』を無理やり戦わせようとします。
「もうやめて、ライダー!」
突如、叫び声を発した桜の声に重傷を負っていたはずの『ライダー』の傷は癒え、発せられる魔力ではありませんでした。
それを見ていた『凛』は、『ライダー』のマスターが『桜』であることに気がつきます。
蘇った『ライダー』を見て喜ぶ『慎二』は、『桜』に全員を倒すように命令しますが、『桜』は拒否します。
いいなりにならない『桜』に痺れを切らした『慎二』は、取り出した結晶を割ります。
途端に『桜』の左耳につけられていた同じ結晶の形をしたイヤリングが割れ、中から謎の薬品が飛び散り、『桜』にかかります。
苦しみ始める『桜』の周りに次々と黒い球体が表れ、球体からとげが飛び出す現象が発生し、『アーチャー』は『桜』が自身の力を制御しきれず暴走していることを見抜きます。
『桜』を救うために『ライダー』は結界を発動し、周囲の魔力を『桜』へ供給しようとします。
結界を破壊しようとする『アーチャー』を阻止するため、『ライダー』は、封じていた石化の魔眼を三人にかけます。
足が石化し、倒れる『凛』の目の前に黒い球体が現れ、『凛』を助けるために『士郎』は身代わりになり、球体から伸びたとげに貫かれます。
それを見た『桜』は取り乱し、自身のとげに貫かれてしまいます。
というのが簡単なあらすじです。
前作で、『ランサー』、『キャスター』、『セイバー』【セイバーに関しては、寝とられました】が脱落しましたが、
いやぁ、
今作もかなり素敵で迫力のある作画が拝めます!
『バーサーカーvsセイバーオルタ』のバーサーカーのモーションが特にありがとうございます。
柱をぶん投げるときの躍動感はたまらないですね!
ありがとうございます。
そして
『桜』がえっちです!
ゲームだと絵でしたが
同じ絵でもアニメーションは、半端なかったです。
血を貰うシーンや自分を慰めるシーン
そして!
『士郎』を誘うシーンは、たまらなかったですね。
いやぁ、本当にこの章に関しては、こういう描写が重要といいますか、
これがあるからこそ、『桜』の心理が描かれるんですよね。
意外と良くできてるんですよね。
特におすすめは、自分を慰めるシーンなんですよ
いけないことをしている罪悪感がすごく伝わってくる後の洗い場のシーン
たまらないです。
突っ込まれかねないですが、
【はしたない本性】と【よく見られたい表の顔】がよく現れていますよね。
といいますか、
女性らしい心理的なものなのですかね。
夜這いの時なんてずるいですよね。
『私の体、変じゃないですか?』
ですよ!
ずるくないですか!
鍵を貰い、頭を撫でられ、処女じゃないと打ち明け、
自分には愛される価値はないだと伝えても
受け入れてくれる『士郎』に甘えていくのはたまらないですね。
まさに『共依存』のような関係でね。
スーパーメンヘラなんですよね。
個人的には、めちゃくちゃ『桜』可愛いんですけどね。
個人的には、『凜』が理想的だと思いますが、
ちゃんと向き合わないといけないものは、『桜』にあるんだろうなと思いますね。
『凜』まさに理想的な存在であり
『桜』は、現実的な隠している心
原作からずっとそうなんだと思っていますが
自分の恋愛を思い出すと『士郎』の気持ちがよく伝わってきます。
このままでいいのだろうか?
これが本当に正しくて、桜のためになるのか?
気がつきたくないけれど見えてしまっている。
胸がいたくなりますね。
そして!
『桜』のメルヘン空間は、
本当に狂気がよく伝わってきましたね。
唐突に世界観が変化し
その中に現れる違和感は、
もう、『彼女』が戻ってくることのない
後戻りのできな所まで来てしまっているというのがよく伝わってきます。
本当に素晴らしすぎます。
見ていて『あっ!』って思わされ思わず口にまで出ました。
いやぁ、本当に製作者たちは、薬決めてるんじゃないかレベルですよ!
ありがとうございます!
そして!
もう一人はずせない人物である糞ワカメこと『間桐慎二』
彼の糞プレーは、作品を通して恒例行事でもありますが、
彼がどうしてこんなに歪んでしまったのかは、今作で浮き彫りにされていきます。
正式な魔術師として家を引き継ぐことができず、
あとから現れた女性に跡取りを奪われ
自分の価値を失い
そのフラストレーションをぶつけることがわからない幼い彼が行った
『桜』に対する行為は、許されることではないですが
かなり切ないです。
歪みに歪みきった愛に対する自己に対するものは、
『間桐』という歪んだ家庭環境をまさに浮き彫りにしてきます。
主に三章でも現れますが、『間桐臓硯』が歪んでしまったというのが大きいのでしょう。
死を恐れるのは当たり前の事ですが、
彼が目の当たりにした死は、彼に大きな影響を与えてしまったのだと思います。
それについては、第三章を是非その目で見てください。
と言うわけで今回はこの辺りで。
配信サイトは、『U-NEXT』『Amazonプライムビデオ』にて配信されています。
少々お高いのでレンタルショップの方がお安い可能性が高いです。
第二章は、本当に名作です。
個人的には、第三章もよかったですが
第二章の挑戦や考えさせられる描写には、
越えることのできない魅力がつまっているように感じます。
と言うわけで、
明日は、第三章について触れたいと思います。
『Fate/stay night [Heaven's Feel]」 Ⅱ.lost butterfly』
【予告編】
『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』
大変大変お久しぶりでございます。
ここ一週間新作映画とか配信にて映画は観ておりましたが、
あまりにも過密スケジュールと
初の飛行機で初の北海道等々バタバタしており
更新が出来ずすみませんでした。
個人的に中々に胃もたれぎみですので
今回は、頭空っぽにして楽しめるホラー作品を紹介したいと思います。
『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』
簡単なあらすじです。
気のいい中年男2人組『タッカー』と『デイル』。
彼らは幼なじみの親友同士。
こつこつ貯めた金でようやく別荘を手に入れた彼らは、
その別荘で休暇を過ごしにやって来ました。
ところが見た目が強面なため、
近くにキャンプをしに来た大学生グループから、「殺人鬼」だと勘違いされてしまう事に。
そう実はこの場所は、20年前にスプラッター映画のような惨殺事件が起きたいわくつきの場所でした。
そんな場所とは知らず一日目の夜、
湖で『タッカー』たちが夜釣りを楽しんでいる傍らで、大学生たちが裸で湖にて泳いでいました。
裸の女性が気になる『デイル』とそれを止める『タッカー』。
ところが、女子大生・『アリソン』が『デイル』が思わず発した言葉に驚いて、湖に落ちてしまいます。
『デイル』はすぐさま彼女を救い出し、介抱のために別荘へ連れ帰ります。
その様子を遠くから見ていた仲間たちは、『アリソン』が殺人鬼にさらわれたと思い込んでしまいます。
翌朝、山荘で意識を取り戻した『アリソン』は、最初は怯えながらも
『デイル』が心優しい親切な男だと知り、自然に打ち解けていきます。
一方、大学生グループは『アリソン』を「殺人鬼」たちから救い出そうと動きます。
枯れ木に串刺しになるなど惨たらしい形で事故死してしまう少年たち。
その様子を目の当たりにしたタッカーたちは【集団自殺】に巻き込まれたと思います。
一方、次々と死んでいく仲間の状況を受けた、大学生グループはタッカーたちを完全に殺人鬼とみなし、全面的に戦いを挑みます。
リーダー『チャド』は『デイル』の愛犬を「犬質」に取り、タッカーを捕らえた挙句、指を切断して『デイル』に送りつけるなど、言動が徐々にエスカレート。
一方、『タッカー』の本心を知る『アリソン』は、何とか仲間たちの誤解を解こうと話し合いの場を設けますが、
彼らは、『アリソン』が『ストックホルム症候群』に陥ったものとみなして聞く耳をもたちません。
話し合いの中で互いの事を打ち明けるため『チャド』は、自身の過去を語り始めます。
『チャド』の母親は20年前の惨殺事件の唯一の生き残りで、
同じ場所にいた父親は惨殺されていたのだった。
『チャド』は胸中に溜めていた殺人鬼に対する憎悪を打ち明けます。
しかし、ここでも連鎖が発生し、
大学生らが次々と事故死。
揚句、山小屋は爆発・炎上してしまいます。
別荘が吹き飛び悲しむ『タッカー』。
カウンセリングを失敗し悲しむ『アリソン。』
雄叫びを上げながら全身に大やけどを追いつつも生き残った『チャド』が襲いかかり、『アリソン』をさらって行きます。
という内容です。
2012年の映画なんですけどね。
なにも考えなくていい映画で、
本当に最高なんですよね。
そして、スプラッターホラーと言えば、
どうやって死んでいくのかが肝でどう殺すか考えていきますが、
マンネリ化を打ち破るように現れた。
勝手に死に飛び込んでいく様は、非常に滑稽です。
特に、
逃げている途中に串刺しになったり
自ら機械に飛び込んだり
非常におバカ丸出しの流れなんですよね。
でも普通なら浮いて見えると思うのですが、
なんと登場人物を全員おバカにすることで
バカな内容をバカで隠しきり駆け抜けていくんですよ。
ドリフコントをグロくした感じなんですかね。
そしてメッセージも素晴らしく、
見た目で判断しないことが大事だと教えられます。
『ヒロイン』カウンセラーを目指しているからこそ
この作品が非常に魅力的になっているんだなぁと感じます。
そして、『タッカー』がめちゃくちゃ可愛いんですよね。
愛すべきバカを地で駆け抜けていくんですよ。
まぁでも悪いなくても
ファーストコンタクトでガン見しながらすれ違ったり
鎌持って笑顔で話しかけたら誤解されますよね。
それに気がつかないからバカなんですがね。
それについて触れない『デイル』もマイペースでバカなんですよね。
もうバカしかいない。
唯一まともなのは、警官だけですね。
いやはや本当に突っ込みをいれながら楽しめる映画なんですよ。
ただ、スプラッターになれている人は最高ですが
下半身を引きずったり等出てくるため苦手な方は、ごめんなさい。
でも一度は見ていただきたいスプラッターホラーの一作です。
と言うわけで今回はこの辺りで。
配信サイトは、『Amazonプライムビデオ』にて配信されています。
そして冒頭の映像に繋がる本作品は、
ギャグだけではなくストーリーも良くできている名作です。
是非是非お手にとってみてくださいませ。
『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』
【予告編】
『グレムリン』
子供というのは、今思えば危険な生き物ですよね。
本日仕事先で外に出向いているなか
エスカレーターを逆走する少年に出会いました。
どうしてそんなことをしたのか終始怒っている奥さまが居ました。
と言うわけで子供に向けた
こんなことはしたら危険がいっぱいだよ!
って教えてくれるクリスマス映画を紹介したいと思います。
『グレムリン』
簡単なあらすじです。
発明家の『ランダル・ペルツァー』は、
セールスのために訪れた街で息子のクリスマスプレゼントを選ぼうと、チャイナタウンの骨董店のドアを訪れました。
埃っぽい店の中を物色していると、布で覆われた籠から歌が聞こえてきます。
中を覗いた『ランダル』はその生き物をすっかり気に入り、店主に値段を聞くが、店主に「モグワイは売り物ではない」と販売を断られてしまいます。
しかし店主の孫が、家庭が貧窮していることを理由に逆に『モグワイ』を買って欲しいと告げ、店主に内緒で『ランダル』に『モグワイ』を譲ってくれます。
『ランダル』は、『モグワイ』を連れて家路につくのでした。
冬の季節を迎えている『キングトン・フェールズ』では、豊かではないが互いに思いやりの心を持った妻のリンと、素直に育った息子の『ビリー』が一緒にクリスマスを祝おうと『ランダル』を待っていた。『モグワイ』をプレゼントされ喜ぶ『ビリー』に、『ランダル』は骨董店の少年と交わした「3つの約束」を守って育てるように約束させます。
一家は素直で愛らしい仕草を見せる利口な『モグワイ』に『ギズモ』と名づけます。
しかし、偶然の重なりから3つの約束は一つずつ破られてしまい、その度に田舎町で不思議な事件が起こっていきます。
とうとうその原因が『ギズモ』から分裂した悪戯好きで残酷な『グレムリン』(小鬼)の群れによるものと分かった時には、街は『グレムリン』の暴走でパニックに陥っていました。
『ビリー』と『ギズモ』、
それに『ビリー』の恋人『ケイト』は、『グレムリン』のリーダー格の『ストライプ』率いる『グレムリン』軍団を相手に奮闘します。
という内容です。
いやぁーオープニングの犬がかわいい!!
ちょこんと車の助手席座っているのがたまらないです。
でもそのワンちゃんが怒って奥さまに襲いにいくところは、ちょっとスカッとしますね。
この『ビーグル』婦人が後々に素敵なことになるのでたまらないですね。
そんなわけで、この映画のマスコット『ギズモ』が凄くキュートなんですよね。
一緒に映画を観ながら添い寝している様子などたまらないですね。
ですが、三つのお約束が凄く大事なんですよね。
命を扱うということは、それだけ大変ですし、
逆に言えば子育ても大変なんですよね。
子供にこればダメと言っても、
親は経験があるから危ないと分かっていても
子供からすれば新しいことの出会いなので
簡単に破ってしまいます。
子供にとっては、好奇心が一番優先的に動きますからね。
しかし、子供の頃に見た頃はあまりそんな印象も感じず、
おもちゃを武器にして駆け抜ける『ギズモ』がたまらなく可愛いんですよね。
終いにグレムリンですら映画を堪能していたり
かなり危険な悪戯っ子の子供のに描かれてるんで
今思えば今日のこともしかり
中々に教育的な内容で驚きましたね。
『ギズモ』への虐めも中々で
『子供』のなかに眠る『善悪』が良くわかってきますね。
当人においては、『悪』とは感じていないような
虫を何気無く殺してしまうような感覚なんですかね。
本当に奥が深いです。
と言うわけで、今回はこの辺りで。
配信サイトは、『U-NEXT』『Amazonプライムビデオ』にて配信されています。
人の心を描いた
素敵な作品です。
是非一度、お手にとってみてくださいませ。
『グレムリン』
【予告編】
あなたには、どう写りますか?『タクシードライバー』
昨日は、『キング・オブ・コメディ』を紹介しましたので
愛情も何もかもを失い
眠れない体で始めた仕事『タクシードライバー』の物語を紹介したいと思います。
そんな『タクシードライバー』が見た世界を舞台にした映画を紹介したいと思います。
簡単なあらすじです。
ニューヨーク。
ベトナム帰還兵である『トラヴィス』は不眠症に悩まされていました。
そのために彼が選んだ職業は『タクシー・ドライバー』です。
『トラヴィス』は、皆が行きたがらないような高級地区だろうと黒人街だろうと、
どんなところへも行きます。
仲間たちはそんな彼を“守銭奴”といって揶揄しました。
そんなある日、
次期大統領候補『チャールズ・パランタイン』議員の選挙事務所で見掛けた女性に一目惚れしてします。
その美しい女性の名は、『ベッツィ』。パランタインの選挙運動員です。
数日後、選挙事務所を訪れた『トラヴィス』は、ボランティアの選挙運動員として参加したい旨を申し出ます。
選挙事務所に居合わせた運動員の『トム』は『トラヴィス』に警戒心を示しますが、
肝心の『ベッツィ』の方は案外彼に興味を持ったようで、カフェで話をすることになります。
『トラヴィス』の独特の考え方に好奇心を抱いた『ベッツィ』は、今度一緒に映画を観に行こうという誘いに応じることにしました。
彼女と別れ、『トラヴィス』がいつものように街を流していると、偶然『パランタイン』を乗車させることになりました。
いかにもあなたの支持者ですと言わんばかりの『トラヴィス』。
当選した暁には、こんなゴミ溜めのような街は一掃して欲しいと頼みます。
その後、『トラヴィス』が『イースト・ヴィレッジ』を走らせていると、少女の娼婦がタクシーの中に逃げ込んできます。
彼女は『アイリス』、12歳。
どうやらポン引きに追われているようでした。
しかし、すぐに捕まり、タクシーから連れ去られていく姿を『トラヴィス』はただ黙って見つめるだけでした。
数日後、『ベッツィ』とのデートの日の夜。
『トラヴィス』が彼女を連れて行ったのはポルノ映画館でした。
当然のように『ベッツィ』は憤慨し、その場を立ち去ります。
謝罪の言葉も聞き入れず、完全に無視していた『ベッツィ』に対して逆上した『トラヴィス』は、選挙事務所に押し入り、彼女に罵詈雑言を浴びせるも、
前々から『トラヴィス』に悪感情を抱いていた『トム』によって追い出されてします。
それからしばらく、
この街から逃げ出したいと先輩ドライバーに漏らしていた『トラヴィス』は、
娼婦として働かされている『アイリス』の姿を再び見掛け、
自らの手で不快なこの町のゴミを掃除しようと考えます。
という内容です。
『タクシードライバー』仕事は、汚い町を浮き彫りししていました。
そんな彼が壊れ狂気に満ちた行動を起こします。
そんな『タクシードライバー』が見た世界を舞台にした映画ですが、
よく、謎にされているのが
何故、主人公がこんなにも狂気じみているのかの声が多いと思います。
何故こんなに考え方が歪んでしまい、
デートにポルノ映画を選んでしまったのか、
彼自身、元々兵士として戦争に出ていました。
戦場では、食料も乏しい中、命を奪うか奪われるかという最中
精神的にも壊されていく環境です。
終いには、帰ってきても職業などは保証されず
不満が募るなかに国が荒んでいることを知り
更に精神は追い詰められます。
不眠症も戦場での生活を考えれば
自分の身を守るためには、常に気を抜けない状況に置かれていれば用意に想像が出来ます。
自分も精神に傷を負ったときは、不眠症にもなり分かりますが、非常に辛いです。
寝たいのに、叩き起こされるのを想像してみてほしいです。
しかもそれを連続でされたら、
間違いなく気が狂いそうになるはずです。
そんな彼が、どうしても許せなかったのが
守ろうとしている自分の国が腐っているという事実なんですよ。
日本でも、『ゲゲゲの鬼太郎』などを生んだ『水木しげる』先生など他にも作家や政治家など
戦争から帰ってきた後に後世に不安など問題提起をしていたりする作品が多く残されています。
それと同様に少しでも良くするために
自分の出来ることをなそうとした。
ある意味では、危険なテロリズムの考え方では、あります。
しかし彼が最後に得た幸福は、
きっと回りに影響を与えたはずです。
ラストに乗せたお客がまさにそういうことだったんだと思います。
でも自分が同じ立場なら
同じような行動をとると思いますね。
彼は、ただただ歪んだものが嫌いなだけなんですよね。
よく、『アメリカン・ニューシネマ』という時代背景が出てきていますが
『社会不満』『アンチヒーロー』を描いたストーリーがこの作品群の肝となり
この作品を名作と挙げられる理由は、
『英雄』なのか?
『狂人』なのか?
という二面性が問題となり
一般には受けにくいヒーロー像とストーリーが非常に素晴らしい作品にしているからです。
あなたには、どのように主人公が映りましたか?
と言うわけで今回はこの辺りで。
配信サイトは、『U-NEXT』『Netflix』『Amazonプライムビデオ』にて配信されています。
『U-NEXT』と『Netflix』は、無料となっているので
こちらをお薦めします。
個人的には、最近の作品の中では、
『バットマン』のような悪をもって悪を撃つヒーローに見えました。
やっぱり改めて見直すと凄まじい映画です。
おもいっきり顎にパンチを貰ったような終盤は、まさしく名作です。
是非一度、お手にとってみてくださいませ!
【予告編】
『キング・オブ・コメディ』
ここ数日、新作映画を観たりと
刺激が強い週末を過ごしておりました。
いやはや、
やっぱり物語と言うのは凄い力がありますね。
と言うわけで今回は、ずっと紹介しようと思いつつも先伸ばしにしていた
『ロバート・デ・ニーロ』と『マーティン・スコセッシ』のタッグで生まれた、
危険な狂人映画を紹介したいと思います。
『キング・オブ・コメディ』
簡単なあらすじです。
コメディアンとして有名になりたいと考えている『ルパート・パプキン』は、
有名コメディアンの『ジェリー・ラングフォード』を熱狂的ファンである『マーシャ』から救い、
助けられた恩から無下に出来ないままのをいいことに強引に自分を売り込みます。
『ジェリー』は、『ルパート』に
「今度事務所に自演テープを持って来い」と伝え逃れます。
その後、
『ルパート』は彼と食事に行き、『ジェリー』に自分の代わりに番組に出て欲しいと懇願します。
だがこれはすべて彼の妄想でした。
最初に『ジェリー』に会うきっかけを作った『マーシャ』も彼の差し金でした。
『ルパート』は、『ジェリー』にネタを見せに彼のオフィスに出かけます。
しかし彼に会う事はできず、秘書の『キャシー』にネタを録音し持ってくるように言われます。
『ルパート』は、その夜すぐに録音し、テープを持って再び『ジェリー』のオフィスに訪れます。
テープを確認したのは『キャシー』で『ルパート』にアドバイスをしますが、
『ルパート』は聞き入れず、『ジェリー』に会わせろといい続け居座ります。
しかし遂にオフィスから閉め出されてしまいます。
彼は、その後有名になるために1つの行動をとります。
という内容です。
いやぁ、映画の魔力は、凄いですね。
特に、共感から教えてくれる事は、沢山あります。
以前紹介した『ロッキー』なんかは、共感させ勇気をくれましたが
しかし、逆に共感させることで狂気に引きずり込むサイコパス映画がこの映画です。
どう考えても、追い払うための口実を鵜の目にし
妄想との境界がわからなくなっている主人公が
最後に見せた『スタンドアップコメディ』は、
誰しもが抱える要素を共感させ
最終的に、『キング』と名乗ると言う彼は
まさに狂人です。
彼は、正真正銘のサイコパスで、
特徴として『共感能力』においてかなり鈍いと言うか存在していないんですよね。
いやぁ、みていて気色が悪いんですよ
本当に。
そうなんですが、『サイコパス』と言うのは、ルールを歪めて新しいものを生む天才でもあり
ある意味では、才能でもあるんですよね。
芸能界も普通の人はなれないといいますが、
それ以前に、普通の人なら目指さないと思います。
安定しない生活なんて不安でしかないので。
自分自身不安に押し潰されそうになります。
志は、きっと皆さんの中にあっても
夢を掴むために歪んでいくのは、普通ならできないと思います。
そんなことを、意図も簡単に行った『ルパート』は、
正真正銘のサイコパスです。
皆は、コメディとしてブラックジョークを挟み込んだと思うなか、
裏では実際に事件が起きていて
それによって成功を納めた彼は、本当に怖くて危険です。
また、この作品は、
よく映画『ジョーカー』と比較やらなにかと持ち上がる作品でもあります。
『ジョーカー』に登場するコメディアンが、『ロバート・デ・ニーロ』であり
彼が『スタンドアップコメディ』をしているといて
『ジョーカー』の憧れたコメディアンこそが
『ロバート・デ・ニーロ』が本作で演じる『キング』なんですよね。
今思えば両者とも
『ジョーカー』と『キング』の本質的ににている点はまさに『キング・オブ・コメディ』のような狂気を笑いにするようなジョークであり
それを楽しんでいる我々がいるからこそ
誰も彼らを救うことができないんだと思います。
と言うわけで今回はこの辺りで。
配信サイトは、『Amazonプライムビデオ』にてレンタル配信されています。
『マーティン・スコセッシ』にこの作品を作ろうと持ちかけた『ロバート・デ・ニーロ』
には、この作品に自信があったんだと思うと同時に
二人でしか最高の作品は生み出せない自信が
この作品を後世にまで語り継がれる名作映画にしたんだと思います。
是非一度、お手にとってみてくださいませ。
『キング・オブ・コメディ』
【予告編】