井ノ物語

映画好きのアラサー役者がおすすめ作品、楽しみ方を紹介

『十二人の死にたい子どもたち』

十二人の死にたい子どもたち

12人の怒れる男』をはじめとする

密室空間から真相を解明していく作品群

通称『12人』シリーズ。

 

元々舞台がベースにあり、

心理描写を巧みに扱い

宗教的にも人を裁くと言う難しさを描いた作品です。

 

私も、やったことのある題材なのですが、

 

それに新しい12人が集まりました。

自殺志願者です。

 

一昔くらい前に、都市伝説的に伝わっていた『自殺サークル』等の

不特定多数の自殺したい人を集め

みんなで心中しましょ?

っていったものを題材にした。

 

12人です。

 

その名も

『12人の死にたい子供たち』

 

 

 

簡単なあらすじです。

12人の未成年たちが、安楽死を求め廃病院の密室に集りました。

「みんなで死ねば、怖くないから」

ところが、彼らはそこで“13人目”のまだ生あたたかい死体に遭遇します。

 

はばまれる彼らの目的。

 

12人だけしか知らない計画のはずなのですが

まさかこの12人の中に殺人鬼が……?

死体の謎と犯人をめぐり、疑心暗鬼の中ウソとダマしあいが交錯して、

12人の死にたい理由が生々しくえぐられいくきます。

いつ誰が殺人鬼になるのか

パニックホラー映画

彼らは、安心して“死ねるのか

怯えながら殺されるのか

 

という内容です。

 

 

 

 

 

 

 

嘘です。

そんなものは、無かったです。

 

どちらかというとヒューマンドラマに近いと思います。

『命の大切さ』を重きにしている作品だと思います。

 

それぞれの死にたい理由に、

重いとか

軽いとか

そういうものは無いんだなって気がつかせてくれます。

 

ただ、

個人的には、是非原作で読んでいただきたいです。

 

映像では、伝えきれなかったり

さらっと発表されていく

死にたい理由が

凄く大切に描かれているので

是非原作を!

 

ただ個人的には、安楽死を求めているのがなんとも言えないですね。

 

お坊さんから聞いたのですが、

『死』という概念が唯一

どの人にも、どんな生き物にも

平等にやってくる現象

 

だからこそ

その現象に意味や大きさや重さなんて無いんです。

 

この言葉を貰ったとき、

イジメまがいなことが起きたときに、

自殺をしようか悩んだことがあったんですよね。

あの出来事がなかったら今の自分は居なかったですし

この言葉とも出会えずに終わってたんだと思います。

 

恐らく、賛否別れる内容になっているとは思いますが

 

個人的には、

この一見を通してこの作品を通して

見えてくるものはあると思います。

 

是非一度はお手にとってみてくださいませ。

 

『12人の死にたい子供たち』

十二人の死にたい子どもたち

十二人の死にたい子どもたち (文春文庫)

【予告編】


https://youtu.be/sTLfsp6r--o