人にしか出来ないこと。『泣きたい私は猫をかぶる』
思春期。
皆さんも歩んできたり、
今これから歩むであろう、
人生において
甘酸っぱくて、色々と学んでいく時期かと思います。
ここ最近、自分も初恋を思い出したりして、
初恋は実らないものだなと感じます。
厳密に言えば実らないのではないんでしょうけどね。
と言うわけで
今回紹介する作品は、甘酸っぱい青春アニメーションを
『泣きたい私は、猫をかぶる』
簡単なあらすじです。
中学二年生の『笹木美代』(志田未来)は、明るい性格の女の子
空気を読まない言動をすることがよくあり
周囲からは「無限大謎人間
を略して、『ムゲ』と呼ばれていた。
だが、
本当の彼女は周りに気を使う女の子で
自分の感情を抑えていただけだった。
『美代』は、
同級生の『日之出賢人』に好意を寄せていて
何度も思いを打ち明けていました。
しかし、彼からは、全く相手にされず、鬱陶しがられていました。
そんなある日、夏祭りでお面屋を開いている猫の店主に出会い
猫の店主は「被ると猫へと変身できる」不思議なお面を『美代』に渡します。
不思議なお面を被った『美代』は、
猫の太郎になり、『賢人』の元を訪れます。猫になれば『賢人』は邪険にせず、心からの笑顔を向けてくれました。
『美代』は『猫』として会うことが楽しくなっていきます。
しかし、そんなこと日常を繰り返しているうちに
ある事件が起きてしまいます。
そして、
彼女は、『猫』として生きたいと願います。。。
といった内容です。
いやぁ、
ペンギンが空を駆ける『ペンギン・ハイウェイ』を作った
『スタジオコロリド』による長編作品の第二弾ということもあって楽しみだったんですよね。
元々、マルコメのCMのアニメーションをやってたりする
短編映像では、かなり有名な所なのですが、
『ペンギン・ハイウェイ』のヒットもあり
今回は、初のオリジナル作品ということで
率直にいって、面白かったですね。
お話の内容も素敵で
デザインも良いんですよね。
凄く色感が淡いんですよ。
CM等々、元々淡い色を使うんですけどね。
その淡い雰囲気が、中学生の心の中を写しているようなんです。
自分がまだ何をしたいのかハッキリしていない時期と言いますか。
自分の骨骼がまだ未完成といいますかね。
それでいて
意外とテーマが重くてしっかりしているんですよね。
人を『好き』になるということ。
人を『想う』ということ。
それと、
10代の抱え込んでしまった悩み事。
大人になってしまえば、当たり前になって、
自分の中で溜め込んでしまうものになってくるとは思うんですけどね。
子供なのに、空気を読んでしまうような世の中になってしまったのがどことなく寂しくも感じますね。
そして、猫が可愛いんですよね。
まったり、おっとり、自由気ままにって雰囲気。
でも猫にだって気持ちがあったりしてね。
いやはや可愛いんですよ！！
はぁ～
私も猫になりたいですね。
と言うわけで
10代の酸いも甘いも詰まった素敵な作品です。
配信サイトは、『Netflix』となっています。
主題歌も『ヨルシカ』という方が歌っていて
作品と雰囲気がマッチしていてこれもまた素敵です。
是非観てみてくださいませ！！
『泣きたい私は、猫をかぶる』
【予告編】
