『うさぎドロップ』
『宇仁田ゆみ』先生によるコミックが原作となる
家族や人間関係、子育てや恋愛模様を描いた
子供の成長作品を紹介したいと思います。
『うさぎドロップ』
簡単なあらすじです。
祖父の訃報で訪れた祖父の家で、
30歳の独身男、『河地大吉(ダイキチ)』は、祖父の隠し子の『鹿賀りん』に出会います。
『りん』をやっかい者扱いする親族に気持ち悪さを感じ反発した『ダイキチ』は、勢いで『りん』を引き取り育てることを決めました。
『ダイキチ』は、四苦八苦しながらも面倒を見ようとするが、
『りん』を保育園に通わせながら従来の仕事を続けるのが困難だと気付き、育児を優先させるために残業のない部署へ異動します。
『りん』も『ダイキチ』との生活を続けていくうち、同じ保育園で知り合った『二谷ゆかり』と『二谷コウキ』親子達と徐々に信頼できる人が増え、明るい一面を見せるようになります。
一方、『りん』の母親の消息はしばらく掴めないままでしたが、『母子手帳』の不自然な箇所の発見します。
じつは、『祖父』が存命時にお手伝いとして通っていた『吉井正子』が母親であることが判明します。
『ダイキチ』は葛藤を抱きながらも『正子』と面会するのですが、『正子』の幼稚な振る舞いと『りん』に執着しない様子に違和感をを抱き、『りん』を自分の元で育てると決心します。
という内容です。
この作品との出会いは、友人から勧められたのがきっかけでした。
アニメーションから見始めていたら、
気がついたら原作コミックを買い揃えるほどの勢いでした。
実写映画版は、
『ダイキチ』を『松山ケンイチ』さん。
『りん』を『芦田愛菜』さん。
他にも親戚達も有名な方々を集めた豪華な人達がとても素晴らしいものでした。
そして、怪しい男を『綾野剛』さんが演じられている。という点でも注目でした。
アニメーションは、原作漫画の良さを
完璧に描いていました。
どちらも内容としては、第一章に当たる
幼い『りん』をテーマにした内容になっています。
身寄りのない子供を守るために、
周囲に助けられながら一歩ずつ子供の為に頑張る『ダイキチ』の姿は、
非常に美しい
ただこの作品なんですが
原作で最後のエンディングで賛否両論の意見が出てしまっているんですよね。
個人的には、言いたいことは、よく伝わります。
長年の積み重ねを二年で答えを出すのは難しいと思います。
でも、娘が『辛い思いをする』と言うのは、
やっぱり嫌なものだと思います。
元々は、血の繋がりも無くて養子でもなくて。
赤の他人と家族になるということの本質を
『りん』の立場から考えるとずっと隠してきた分に
事実を知ったときの安堵間や
一番信頼できる他人と言えば『ダイキチ』しかいなかったでしょうね。
確かに嫌な印象を受けることは、
作者も承知の上での内容なんですよ。
だからこそ、『ダイキチ』が待たせた二年が
凄く重たい一年だったんだと思います。
正直賛否両論仕方ないですが、
間違ったことはしていないとは思うので
この先の『りん』ちゃんが幸せであれば
それで良いと思いますね
と言うわけで
今回はこの辺りで
配信サイトは、
映画版『U-NEXT』『Netflix』『Amazonプライムビデオ』
アニメ版『U-NEXT』『Amazonプライムビデオ』にて配信されています。
原作は、二部構成になっているので
成長した『りん』ちゃんの成長した姿と賛否両論のエンディングが気になる方は、是非読んでみてください。
個人的には、考えさせられる素敵な作品ですので
是非お手にとって頂きたいです。
『うさぎドロップ』
【予告編】