外は!危険が危ない!!『パニックルーム』
安心して眠ったり、ご飯を食べたり。
生活の営みの中で安心できる空間は、一番は家だと思います。
今回は、そんな家の中に強盗が入ってきて。
密室空間に閉じ込められた親子を描いた映画を紹介したいと思います。
『パニックルーム』
簡単なあらすじです。
夫の不倫で離婚した『メグ』
その夫に購入させた大豪邸に娘の『サラ』と越してきます。
当時住んでいた富豪の老人が足の不自由のため備えたエレベーター、そして「パニック・ルーム」という有事に備えたシェルターを完備しています。
そこには、
家中に設置してある監視カメラ映像を映すモニター。
独自回線の電話。
通気口もしっかりしていて、
シェルターは全体を頑丈なコンクリートで囲ってあり、中には非常食や防災グッズ、扉はセンサー式で、人を感知して重たい扉に挟まれるのを防ぐようになっています。
越してきた日の夜、『サラ』を寝かしつけ、『メグ』も防犯装置の設定だけしてひとまず眠りにつきます。
するとその夜に自宅付近に不審な人影が現れ、中の様子を確認すると防犯装置を強引に解除し、豪邸の中に入ってきます。
そのうちの一人、『ジュニア』という男はこの豪邸に住んでいた富豪の甥です。
彼はおじが隠した財産が『パニック・ルーム』にあることを知っており、仲間を連れてその財産を盗みにきた首謀者でした。
一緒にいる大柄の黒人・『バーナム』は警備会社に務め、この家にもあるパニック・ルームの設計に携わったことから、『ジュニア』に誘われ計画に乗りました。
ところが、『バーナム』は、まだこの豪邸に人が住んでいないから計画に乗ったものの
不動産会社の手違いで、もう『メグ』たちが住んでいることに気づきます。
おまけに『ジュニア』は何の知らせも無く、覆面を付けた『ラウール』という男まで連れてくる始末です。
不安を感じた『バーナム』は温厚な性格もあって、この計画から降りると言います。
しかし『ジュニア』に家族を養うためには金が要るだろうといわれ、しぶしぶながら犯行を続けることに。
『メグ』は強盗が入ってきたことに気づく様子もなく、トイレに行きベッドに戻ります。
しかしドアが開いたままの『パニック・ルーム』を閉めに行くとき、モニターに移った3人に気がつきます。
慌てて『サラ』を起こしに行くも3人に気づかれ、とっさの判断で『メグ』は『サラ』とともに『パニック・ルーム』へ逃げ込みます。
という内容です。
昔は、よくテレビで流れていた作品なんですが、
今ではよく見かける密室ものですが
当時では珍しいジャンルでした。
そして、『羊たちの沈黙』でお馴染みの『ジョディ・フォスター』さんを主演ということで話題の映画でした。
他にはハイジャックでも『ジョディ・フォスター』さんは、有名かもしれないですね。
密室系には、ご縁があるようで
そして、監督は、『デビッド・フィンチャー』さんです。
この方と言えば、『セブン』や『ファイト・クラブ』などを手掛けた有名な方です。
謎解きと言えば、『セブン』は、高確率で声が上がるほどの名作だと思います。
そんな2人による映画ですが、
未だに子供の頃に閉所恐怖症を植え付けてくる程度には罪深いほどに引き込まれました。
未だにスライディングを決める『ジョディ・フォスター』は、忘れられないですね。
そして、安全だと思っていた場所から
逆に出られなくなるという
監禁とは違う形密室空間に不安と恐怖を残していくのは、流石です。
まるで外の世界が危険なのは、
今の世界情勢のようですね。
家は、本当に落ち着ける場所に自分もなっています。
しかし、
『デビッド・フィンチャー』監督と言えば、
どちらかと言えば暗い質感が多く、
後味のすごい作品ばかり残している監督だと思いますが、
ある人物を外せば
凄くさっぱりとした映画なんですよね
海外では、大衆向け映画で驚きの声が上がるほどだったようです。
と言うわけで今回はこの辺りで。
配信サイトは、『U-NEXT』と『Amazonプライムビデオ』にて配信されています。
『Amazonプライムビデオ』ではレンタルなので『U-NEXT』がおすすめです。
外に出たら逆に危険に晒される密室映画。
是非一度お手にとってみてくださいませ。
『パニックルーム』
【予告編】