『ロッキー』
七月も終わるということで
自分の誕生月最後に送りたい作品は、
自分に取って掛け替えのない俳優の一人。
何かとご縁があり、なにかをする度にこの俳優さんの名前が上がり
誕生日や利き手も一緒の『シルベスター・スタローン』さんの代表作を紹介したいと思います。
『ロッキー』
簡単なあらすじです。
アメリカの建国200年を目前に控えていた1975年。
フィラデルフィアに暮らす三流ボクサー『ロッキー・バルボア』は、
本業のボクシングによる賞金だけでは生活していくことができず、
知人である高利貸しの取立人を請け負いながら日銭を稼ぐというヤクザ気質な生活を送っていました。
素質はあるのにこれといった努力もせず、所属するボクシングジムのトレーナーである『ミッキー』からも
その落ちぶれた様に愛想を尽かされてしまいます。
そんな自堕落な生活を送っていた『ロッキー』。
唯一の彼の支えは片想いのペットショップの店員『エイドリアン』。
毎日ペットショップへ足を運んでは話しかけるものの、内気で人見知りの『エイドリアン』との仲は、
なかなか打ち解けられません。
しかし
『ロッキー』と『エイドリアン』は不器用ながら距離を縮めてゆき、やがてお互いになくてはならない存在になっていきます。
そんなある日、建国200年祭のイベントの一環として開催される世界ヘビー級タイトルマッチで、
世界チャンピオンである『アポロ・クリード』の対戦相手が負傷。
プロモーターらは代役探しに奔走するが、そんな時に、『アポロ』が「全くの無名選手と戦うというのはどうだ?」とアイデアを出します。
内容としては、
無名選手に【アメリカン・ドリーム】を体現させることで世間の話題を集め、自身の懐の深さを知らしめようという思惑でした。
そして『アポロ』は、『ロッキー』が「イタリアの種馬(Italian Stallion)」というユニークなニックネームをもつというだけの理由で、対戦相手に指名します。
スパーリングだと思っていた『ロッキー』は驚きましたが、
両者の実力の差が歴然としていることから申し出を断ります。
人気獲得のためにも何とかして試合を開催したい『アポロ』やプロモーターは、半ば強引に『ロッキー』を説得し、試合の開催します。
過酷な特訓スポンサーを名乗り出る『ポーリー』や、自身の豊富な経験からマネージャーになることを希望する『ミッキー』、そして1つの生きがいである『エイドリアン』が、ロッキーに自分が決して孤独ではないこと支えてくれることを知ります。
特訓は、今まで経験したこともないような過酷な内容を、『ロッキー』は耐え抜き。
試合前日の夜、『ロッキー』は「絶対勝てない」とそれまで見せなかった弱音を『エイドリアン』に話します。
そして決意します。
「もし最終15ラウンドまでリングの上に立っていられたら、自分がただのゴロツキではないことが証明できる」
試合当日そして試合当日。
無名のボクサーと史上最強の世界チャンピオンの対戦。
ついにゴングが鳴り戦いの火蓋は切られます。
余裕の笑顔で挑発を交えながら一方的に攻める『アポロ』に、防戦の『ロッキー』。
しかし、油断した隙をついて最初のダウンを奪ったのは『ロッキー』でした。
『ロッキー』の予想外の善戦に、場内の雰囲気も異様な盛り上がりを見せ始めます。
いつしか『アポロ』の顔から笑みが消え、試合は真剣勝負となっていきます。
その後も激しい攻防が続き、第14ラウンド、『アポロ』の強烈なパンチを受けた『ロッキー』は、ダウンを取られます。
傷つく『ロッキー』を見ていられないと控室で一人待つ『エイドリアン』。
意を決して会場入口に姿を現したのは、くしくもちょうどその時でした。
思わず顔をそむける『エイドリアン』もう起き上がるなと指示する『ミッキー』に、KO勝ちを確信する『アポロ』。
しかし、それでも『ロッキー』は立ち上がり、不屈の闘志を剥き出しにして再び『アポロ』に向かっていきます。
最終ラウンドを迎え、場内には『ロッキーコール』が巻き起こります。
最終盤はロッキーの猛ラッシュ、よろめく『アポロ』を最後のゴングが救い、試合は判定戦に縺れ込みます。
会場は興奮し、ロッキーのもとには報道陣が詰め寄り無数のマイクが向けられます。
ボロボロに傷付き目も塞がった状態の中、彼は、ただ愛する『エイドリアン』の名前を何度も叫びます。
まるで、
見守ってくれたかと。
負けなかったぞと。
ジャッジが割れたことを前置きして告げられた判定結果は、僅差でチャンピオンの勝利でした。
喜ぶ『アポロ』に対して、
『ロッキー』と『エイドリアン』は、抱き合い、確かめ合い、支え合っていました。
という内容です。
この作品は、『シルベスター・スタローン』自身が、
何度もオーディションに落ち辛い中で
自分が主役をすることができる脚本を書き上げ主演を果たした映画です。
この映画を観た人は、きっと彼の勇姿から
勇気を貰ったことだと思います。
真に『アメリカン・ドリーム』そのものの映画であり。
周囲からの支えを大切にすることに気がつき
諦めずに、何度も立ち上がる事が何よりも大切で。
たった一度かもしれない可能性に
その一瞬を全力で努め
ボロボロになっても何度でも立ち上がる姿は
人としての見本なのだと思います。
無一文で、約半月程旅をしていたときに
ヒッチハイクをして助けてくれた方が、
この映画に憧れボクサーを目指したそうです。
結果は、後遺症を残して、痙攣を抑える薬を飲んで農家をしていますが、
その方は、夢を持っていた自分と出会ったことで
再びボクサーとして立ち上がる勇気を思い出した方でした。
ヒッチハイクで助けてくれた上に
美味しいご飯も何でも食べなと言ってくれて
未だにメールが届くほど
ありがたい出会いをしました。
未だ、『感染病』の影響は弱まることなく
まだまだ増え続けているなか
目標への道が見失いそうになっていますが
出会った人達が、僕の力であり
応援してくれる人達がまだいてくれる以上
まだまだ立ち上がり続けないといけないです。
と言うわけで今回は、この辺りで
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是非一度お手にとってみてくださいませ。
彼の戦いは、貴方の心に深く残ると思います。
『ロッキー』
【予告編】