『劇場版 零~ゼロ~』
中学生時代に、友人宅で出会ったゲーム。
零~月蝕の仮面~
そこから嵌まっていった和製ホラーゲームの金字塔
零~zero~シリーズ
一番好きなの、紅い蝶がシリーズのなかで一番好きです。
修学旅行で東京タワーに行ったときに、
紅い蝶の体験型ミニシアターで楽しんだのを思い出します。
張り巡らされた伏線と切ないエンディング。
まさに零の名作たる由縁はそこにあります。
そして、今回紹介する作品は、
名作ゲーム零の映像化になります。
公開当初は、かなりの酷評をされた作品なのを覚えております。
自分もなかなか手を出せませんでした。
ゲームでは、射影機を使い
呪いを祓ったり、過去を投影したりして進行していきます。
今回の劇場版でも、出番はほとんど無いですが、
辛うじてお目見えします。
そして、ここからが恐らく、
みなさんの気になるところかも思うのですが、
何がそんなに酷評だったのかと言う点です。
個人的には、零の楽しみと言う点では、満足行く作品でした。
元々の原作は、ゲームでは無く
『多重人格探偵サイコ』や『黒鷺死体宅急便』で知られる大塚英志が原作になっているので
こうなってしまったのかなって感じました。
個人的には、好きな作品を書かれてる方でもあるので楽しめました。
そして、作品の途中で、宅急便のイタコが現れたりと、楽しみどころが満載でした。
ストーリーも事件の原因が判明したときには、紆余曲折あったけど、零らしくエンディングを迎えたなと言った具合でした。
そういった点でかなり楽しめたかなって思います。
回りの大人がしっかりしていたら被害は出なかったのにって感じますね。
子供を見守ると言う教育者について
考える機会にもなりました。
ただ最後にぶん投げて
そんな雰囲気で終わったとき
ある意味で自分は泣いてしまいました。
最近の日本の若手女優を使ったホラー映画の
中では、非常に面白かったように感じます。
昔に観た
子供が大人に成長するようなタイトルを思い出しました。
ここでは、
紹介しにくい作品ではあるとは思うのですが、
時代的に規制もあまりされてない時代の
少女の体が大分出てきていろんな意味で危ない作品の
『エコール』とかに近い作品かなって感じました。
こっちは、かなり後味が悪いので、
気になるかたは面白いので是非。
改めて、日本ホラーの水の演出の怖さ
テーマの、噂や愛情そして成熟について考えさせられる作品でもあると思います。
と言うわけで、
梅雨もすっかり明けて夏になり
ホラーの季節に差し掛かりました。
零シリーズをゲームから劇場版まで楽しんでみてくださいませ。
ゲーム版の主題歌の天野月さんの曲も素敵です。
いかがでしょうか?
『劇場版 零~ゼロ~』
予告編