『新感染 ファイナル・エクスプレス』
『カンヌ国際映画祭』をはじめとし
各国に影響と反響を与えた韓国映画がありました
『新幹線』もとい『新感染』
タイトルを見るとどう考えても残念なB級映画のようですが、
とんでもない化け物映画を紹介したいと思います。
『新感染ファイナル・エクスプレス』
簡単なあらすじです。
『ソグ』はファンドマネージャーをしていました。
そんな彼は仕事一筋で家庭はほったらかし状態で妻と別居し、母と、娘の『スアン』と暮らしています。
娘の誕生日に『Wii』を買って帰っても実はこどもの日にも同じものをあげていたというダメな父親でした。
誕生日に何を欲しがっているかもわからない事もあり聞いてみると『スアン』は「釜山(プサン)に行ってお母さんに会いたい」と言います。
本当は仕事があっていきたくなかった『ソグ』ですが、約束しても破ると言われ胸が痛みます。
学芸会の発表会にも行けなかったこともあり、母親から学芸会のビデオを見せられ、途中で歌をやめてしまう娘を見て、心配になり自分も翌朝、二人はソウル発釜山行きの新幹線に乗りました。
列車には、ワーキングクラスの『サンファ』と妊娠中の妻『ソンギョン』、高校生野球チームの『ジニ』と『ヨングク』達、高齢姉妹の『インギル』と『ジョンギル』、高速バス会社の『ヨンソク』等が乗っていました。
列車は5時30分にソウル駅を出発しましたが、発車直前に、ひとりの女性が異様な様子で12号車に駆け込んできます。
彼女は、感染者であり、車内で倒れていたところを介抱しようとした乗務員の『ミンジ』に突然襲いかかり感染が始まり逃げ場のない列車の中は地獄と化していきます。
やがて性質に気付き、感染者の進行を押さえることに成功します。
生き残った乗客たちは運転士から「次の駅には止まりません」とアナウンスが流れ、憤慨しますが、駅を通過する際、人々がゾンビに襲われているさまを目の当たりにして愕然とします。
そのころ各地で全国規模の暴動が発生し、死傷者が多数出ていました。
その後運転士の指示により、列車はテジョン駅で運転を打ち切り、軍により車内を鎮圧するため乗客は全員下車するよう告げられます。
『ソグ』は仕事のコネを使い、自分と娘だけなんとか助けてくれと交渉して、別のルートで逃げようと画策します。しかし、娘の『スアン』は、他人を見捨て自分だけ助かろうとする父を咎めます。
誰もいない駅に列車が着き、乗客たちが下車し、乗客たちは出口に向かうが、待ち受けていたのは全員が感染した軍の兵士たちでした。
結局駅にいた軍隊は全員感染しており、凶暴化していました。
命からがら引き返し、慌てて列車に乗った生存者達ははぐれてしまい、『ソグ』、『サンファ』、『ヨングク』が9号車、『ソンギョン』『幼いスアン』年老いた『インギル』と『ホームレス』が13号車のトイレに、『ヨンソク』『ジョンギル』『ジ二』ほか大多数が15号車の中に、感染者のいる列車に逃れます。
再び列車は走り出しまたが、携帯電話で妻の「早く助けにきて!」という悲痛な叫びを聞いた『サンファ』と、娘もそこにいる事を知った『ソグ』、その先の15両に『ジ二』がいる事を知った『ヨングク』は、それぞれの大切な人のため、力を合わせてゾンビのうごめく車両の中を突破する事を決意します。
どうにか愛する人たちと再会し、生存者の集まる15号車に向かった一行でしたが、自分が助かる事ばかりを考えている『ヨンソク』は「彼らが感染しているかもしれない」と伝えます。
徐々に迫るゾンビから逃げ延び、
彼らは、無事に生存して『釜山(プサン)』にたどり着けるのか。
という内容です。
最近の韓国映画は、
試行錯誤された昔のB級映画のような丁寧に作られていて
それでいて日本よりもCGも素晴らしくて
冒頭のワンシーンから不穏な空気が吹き込んでくるんですよね!
それでいて新幹線内という使い古された環境でありながら
ゾンビという新鮮な環境下に沢山の感動が詰められています。
各車両を抜けていく旅に連結部でセーブをする様こちらも同様に一息つけるタイミングで
観客側も同様のドキドキを味わいます。
そして!メッセージせいも素晴らしくて
『ソグ』達の変化は、堪らなく大切なことを教えてくれます。
これは、確かに『カンヌ映画祭』等で大反響を巻き起こしただけの事はあり
こいつは、本当に面白いです。
と言うわけで今作は、この辺りで。
配信サイトは、『Netflix』『Amazonプライムビデオ』にて配信されています。
『Amazonプライムビデオ』では、レンタルなので『Netflix』をおすすめしています。
と言うわけで!
やはり韓国映画は、日本の映画を超えたのでは無いかと思わされてしまいますね。
いやぁ本当に
めちゃくちゃ面白くておすすめの作品です。
是非一度お手にとってみてくださいませ!
『新感染 ファイナル・エクスプレス』
【予告編】