映画『悪の教典』
R15指定映画です。
ご注意下さい。
何が正義で何が悪なのか。
現代社会では、故意的に他社へ不利益を与える行為を指すとされていますが
この作品は、宗教が非常に絡み付いている作品でもあります。
どの宗教にも絶対的な星を産み出した神々がいます。
それぞれの国や宗教によって名前があります。
そして外せない物語
失楽園です。
蛇に唆された人間が神と同様に知恵を得てしまいエデンから追放され
失楽園は沢山の物語に影響を与える作品で自分も本を持っているのですが。
今回胸くそ悪いだけのサイコホラーと思って
手に取ったら凄く驚かされました。
内容としましては、
完璧な理想の教師のハスミン(蓮実聖司)。
経歴も学歴もすべてが完璧な彼。
しかし回りでは、不可解な事件が起きていた。
事件の真相に気づき始めた人間が徐々に減っていきます。
そしてクラス全員を巻き込んだ
最後の授業が始まると言う内容です。
予告でハスミンは、ヤバイと知らされているとは思いますが。
前半の事件やトラブルの段階で既に欠落した箇所が見受けられます。
業務的と言うか作業的で、気味が悪い感覚と表情。
海猿で泣いていた頃と全く新しい引き出しで圧巻されました。
個人的にラストに不気味さを感じたのですが、すべてが伏線のような物語だったので新しい悪がが芽吹いたような気色の悪いエンディングに続くんだなって感じました。
映画とかの作品群と言うよりも、事件が。
悪の教典と言うタイトルで思ったんですが、
自分の国と言うか宗教なんですかね。
そう言ったものを作りたかったのかなって感じました。
避難訓練、防災訓練のシーンが活用されていきます。
それを利用する様子が描かれていて。
まるで蛇その者にハスミンが似ているような気がしました。
自分の信じるものに進んで歩む様子。
配下が出来ていく様子。
自分で種を巻いて
育ってきた眼を
綺麗に実らせたりするために
枝を積んでいく作業
濃厚な内容に
思わず2周目を観てしまいました。
人が死んでいくだけのバイオレンス映画とは違う衝撃の映画でした。
まだ原作もコミック版も読んでいないので
読んでみたいと思います。
『悪の教典』
予告編