『パーフェクト・センス』

あなたにとって日常の中で

五感を奪われたときどのように感じるでしょうか。

今回のお話は、究極の人間関係のお話です。

ある日世界に未知のウィルスが現れます。

そのウィルスに発症した人は、

突如として悲しみの感情と共に嗅覚を失っていきます。

そこで感染症の研究をする『スーザン』(エヴァ・グリーン)が研究を進めていきます。

そしてもう一人

世界の別の場所では、『マイケル』(ユアン・マクレガー)がレストランでシェフをしています。

『スーザン』は、このウィルスを研究していきますが成果は得られなず、

『マイケル』は、【嗅覚】がなくても料理を続けられると世界と戦っていきます。

次にウィルスは、不安を与えながらと共に【味覚】を奪いました。

結果として世界に与えた影響は、

味が一緒であれば栄養をとれるだけでかまわないという世界を作ってしまいます。

『マイケル』は、料理人として見た目で食を楽しもうと進めていきます。

その頃『スーザン』は、割愛させていただきます。

次にウィルスは、憎しみの感情を与え

世界から奪った感覚は、【聴覚】でした。

音楽やコミュニケーションのツールが世界から消えてしまいます。

【２人】は、まぁ色々あって出会って要るんですが、二人の関係がギクシャクしてしまいます。

ウィルスは、次にどんな感覚を奪うのか？

【２人】は、どうなってしまうのか？

といった物語です。

そして、

世界から次に奪われる【感覚】は、何なのか。

最後に全ての感覚が奪われたとき時に人は、どうなってしまうのか？

という世界を描いた物語です。

この映画を観て自分は、

人から奪われている物が昔にあって

今の世の中で薄れていってしまったものなのではないかなって感じました。

【匂い】って

その人の特徴だったり

場所によっても変わってくるものだと思います。

普通に生活してると確かに気がつかないなって思います。

自分自身も田舎に久々に帰ったりしたときに、湿った土や乾いた土の匂いを懐かしく感じます。

【味覚】も同様に

当たり前にお金を出したら食べられる物に変化しているなって感じます。

地元だったら

自分で材料をとってという行程が身近にあって

感謝することが当たり前で

その感覚が薄れてしまっているように感じます。

自分は、この映画を観て感じたのは、

今の未曾有の状況で

不安に溢れてしまっている世界が

映画の世界と重なっているようにみえました。

でもその中でも幸せに生きていく為の術は、

確かに自分達の中に眠っているものなんだと思います。

全てのことを感じて

全てのことに感謝することが

生きていくということなのかなって感じました。

みなさんには、

この映画は、どの様な姿をしていますか？

今は、U-NEXT又はAmazonプライムで観られるので

外出を控えたい方は、こちらを使ってみてください。

マイナーだったり劇場評価があまり高くは無い扱いですが

是非今の時期に観ていただきたい映画です。

『パーフェクト・センス』

パーフェクト・センス（字幕版） - YouTube