井ノ物語

映画好きのアラサー役者がおすすめ作品、楽しみ方を紹介

『ホットロード』

自分の和希と言う名前。

ヒロインの名前も同じように和希といいます。

自分と母親を繋ぐ大切な作品でもあります。

 

元々この作品を知るきっかけは、

実家の母親の部屋の棚の中に

紡木たく先生の『ホットロード』が入っていました。

それが小学校低学年の時です。

 

そして、名前が一緒なのを知ったのは、

小学校中学年の時だったと思います。

 

当時は、コロコロコミックとか読んでた時期と言うのもあって、

最初見たときに、なんだこのイラストは!?

って感じたのを思い出します。

 

今となっては、まるで淡い思い出のようで。

ふわふわとした暖かいイラストだなって感じます。

 

そして、

東京に出て、家が燃えて。

新しい家で母親と生活していたときに、

この作品が実写化で映画化されると言うことが本当の意味で作品に触れたきっかけになります。

丁度、文庫版で買いました。

本当に好きな作品のひとつだったので。

 

と言うわけで

今回の作品は、『ホットロード』になります。

主演は、

あまちゃんで話題になった能年玲奈さん。

三代目 J Soul Brothersの遠坂広臣さん。

 

主題歌は、尾崎豊さんの『OH MY LITTLE GIRL』です。

 

物語も、音楽も完全に自分の好きなものばかりだったので、

なおのこと、思い入れが深くなりました。

 

物語は、横浜の暴走族と家庭に不満を持った少女の内容になります。

 

反抗期の思春期の心の中がぐちゃくちゃさが

とてつもなく、理解できて行きが苦しくなります。

 

自分自身の家庭環境にも似ていて、

自分も似たような事を言ったことがあるなと思います。

 

作品の中で、

「本当は、こんなこと言いたくないんだ。」

という心の中の叫びが語られているシーンがあります。

 

言った自分も言われた親も互いに傷つく言葉ではありますよね。

本当に言いたくない言葉。

でも言わないと自分が保てなくなってしまいそうな苦しさ。

本当に表現か素晴らしいなって思いました。

 

今となっては、あの衝突があったからこそ、

自分の辛さを知っているからこそ

子供に言われたときに受け止められるとおもいますし

その分、人のためになることを考えられるきっかけにもなっているのかなって感じます。

 

時代が

丁度社会への不満をぶつけやすい世の中で、

それを歌にしていた尾崎豊さんの曲が

反骨精神の強い自分には、

作品も音楽もかなり刺さりました。

 

これからの世代は、

この尾崎豊さん達が戦っていた時代が

どういう風に映っていたのか非常に気になります。

 

 

大切なものを知るために

大切なものを守るために

人と向き合うという意味を

人を育てるということ

 

 

是非、お手にとってほしい作品です。

 

 

ホットロード

 

f:id:inomonn:20190806232828j:image

予告編


映画『ホットロード』予告編 - YouTube