『閉鎖病棟―それぞれの朝―』

精神科の治療の中では患者さんの行動を制限し守るために

出入りを制限した病棟が存在します。

壁に向かって話をする人や

暴れまわると言われる

その閉鎖空間の中で

それぞれの生き方を模索する人達の物語

『閉鎖病棟』を紹介したいと思います。

キャストは、

『笑福亭鶴瓶』さん

『綾野剛』さん

『小松菜奈』さん

がメインで進んでいきます。

他のキャストさんも

一度は見たことのあるような役者さんが集まっているので

そちらにも注目してみてくださいませ。

キャッチコピーは、

『その優しさを、あなたは咎めますか？』

というものです。

こちらの作品は、原作が存在し

帚木蓬生さんによる『閉鎖病棟』を原作としています。

何度か映像かはされているのですが、

久々の映像化と言うこともあり一時期話題になっていました。

簡単なあらすじです。

とある精神科病院では、

様々な事情や精神的な病を背負った患者たちが暮らしていました。

母親や妻を殺害した罪で死刑判決を受け、死刑の執行を受けながらも一命をとりとめてしまったうえに

精神病院をたらい回しにされた『梶木秀丸』【笑福亭鶴瓶】。

幻聴に悩まされ、暴れてしまい、

家族から厄介者扱いの『塚本中弥』【綾野剛】

その他にも認知症を抱えた人

家族もおらず身寄りもない人

言葉を上手く話すことができない人

様々な人がいました。

そんな病院に、ある日、『島崎由紀』【小松菜奈】という女子高生がやって来ます。

父親からレイプされ、妊娠してしまい、

母親からも虐待されるなど居場所を失っていました。

由紀は、病院にやって来て、飛び降りてしまいます。

幸い命に別状をなかったものの、流産し、その後病院に入院してします。

秀丸や中弥等一生懸命生きようとする彼等から

少しずつ由紀は精神的にも落ち着きを取り戻し、笑顔を見せるようになっていきます。

しかし、

病院内で起こった出来事をきっかけに

とんでもない事件を起こってしまいました。。。

といった内容です。

いや、

鶴瓶さんがやっぱり素晴らしい映画でした。

もちろん、綾野剛さんをはじめとした全員が素晴らしいんですが

やっぱり言葉の重みが違うように感じました。

法廷シーンでは、思わず泣いてしまうほど

心が辛くなります。

一度の過ちや普通と違うことで

立ち直れなくなってしまった人たちを

腫れ物のように扱ってしまう周囲のなか頑張っている様子がすごく伝わってきます。

自分も施設の夜勤で働いていたことがあるのですが

目が見えなくても力強く楽しくコミュニケーションをとってくれて

感謝の気持ちを忘れずに生きてる人達の事は思い出しました。

辞めるときも寂しそうに背中を押してくれたのを忘れられないです。

人の優しさや力強さを教えてくれる素敵な映画でした。

配信サイトは、今はまだ有料なのですが『U-NEXT』『Amazonプライム』観られます。

是非観てみてくださいませ

『閉鎖病棟―それぞれの朝―』

【予告編】

『閉鎖病棟―それぞれの朝―』予告編 - YouTube