『ザ・エ－ジェント』
努力の天才『トム・クルーズ』
暴力を振るう父親による虐待。
生まれつき持ってしまった『失読症』。
回りとは違うという理由ではね除けられ虐められてしまう幼少期でした。
そして、小さいときの夢は、『パイロット』でした。
「文字も読めないのにパイロットなんてなれない」とバカにされてしまいます。
しかし、パイロットの免許を取得するのです。
努力を積み重ねれば、形にすることができると証明します。
そして、そのきっかけになった作品『トップガン』
トム・クルーズを時の人に押し上げた名作です。
初めて経験する挫折の苦悩を描いた作品です。
台本を覚えるときも、第三者に読んでもらい。
それを録音し練習をする。
そんなトム・クルーズだからこそ心を動かすことができた作品だったと思います。
そして、今回紹介する作品は、『ザ・エージェント』です。
スポーツマンの仲介者を勤める主人公。
しかも、かなりのエリートでした。
それでいて心優しく、いつも笑顔に対応できて
感情的にはならない素敵な人でした。
しかし、ある日ふと思い行動したことが、
彼の人生を大きく変化させます。
みんなの不安を減らせて、楽しく仕事をできるように働き方を改革しようと思い立ったのが、社会全体を不安にさせてしまうのです。
結果会社をやめさせられることになってしまいます。
結果彼に残ったものは、
一人の黒人バスケット選手と会社の女性社員だけでした。
バスケット選手は、感情的で問題ばかりを起こす選手。
しかし情にはあつく信頼していました。
そして
女性社員は、主人公に憧れついてきました。
信頼してくれた二人のためにも
選手をスターにまで育てなくてはならない。
彼女の生活を収入を守らなくてはいけない。
奮起して挑んでいきます。
しかし、エリートであっても
社会から一度はみ出した地点で
仕事を引っ張ってくることは出来ず、
上手くは行かず、エリートだった面影は無くなってしまいます。
次第にボロボロに壊れていく様子が
見るに耐えないほど辛く描かれています。
しかし、
彼を支えたのは、女性社員でした。
感情的に決断してしまい
一度は、後悔してしまいますが
自分の決断を信じて支えることを決断します。
すると、少しずつ回りに大切なものが増えていき
本当の勝負に挑んでいくというお話です。
信じてくれる人がいるから、人は強くなれる。
自分一人だけでは、強くなれないと強く感じました。
失う挫折によって一度は道を見失っても、
消して見えないだけであってそこに進むための道のりはあって、
そのために道を示してくれる大切なものが側に居る。
そう、強く感じました。
ミッション・インポッシブルもいいですが、
挫折や苦悩が描かれた作品のトム・クルーズは、
右に出る人は居ないなと思いました。
明日へ踏み出す勇気をくれる作品。
いかがでしょうか？
『ザ・エージェント』
予告編
