井ノ物語

映画好きのアラサー役者がおすすめ作品、楽しみ方を紹介

『ドント・ブリーズ』

ドント・ブリーズ (吹替版)

個人的に愛してやまない映画監督

サム・ライミ』さん。

 

衝撃作品ばかりを生み出し

低予算でありながら趣向を凝らして

最大限に面白い作品にする特徴のあるB級映画監督として有名な方です。

そして!

スパイダーマン』のA級映画も製作している有名な方が、

 

新しい恐怖体験を作りました。

 

ドント・ブリーズ

 

 

簡単なあらすじです。

『ロッキー』『アレックス』『マニー』の3人。

『アレックス』の父が経営する警備会社が警備する家に、スペアキーを使って侵入して、

そこで盗んだ物を売ることで生計を立てているデトロイトの不良でした。

しかし、彼らから盗品を買い取る人物はまともな金額を支払おうとはしませんでした。

 

『ロッキー』たちにはどうしてもお金が必要な理由がありました。

『ロッキー』は、母親の育児放棄や、アルコール中毒のボーイフレンドから逃れるため、

まとまったお金を手に入れ、ロッキーの妹と2人でカリフォルニアへ逃れるという夢を実現させるためでした。

 

ある日、デトロイトの郊外に住んでいる退役した軍人の情報を、盗品を売った男から手に入れます。

その男性が実は盲目であり、しかもその男性は最近事故で娘を亡くし保険金を30万ドル手に入れていることを知ります。

 

初めは反対する『アレックス』でしたが、『ロッキー』のために協力することにします。

 

昼間、『盲目の男』の自宅を偵察をした後

その夜、『盲目の男』宅に押し入ることを決めます。

『ロッキー』達は、盲目男性の家に近づくと、男性が飼っている猛犬に薬物入りのエサを与えて眠らせます。

 

難なく家に侵入した彼等は、『盲目の男』の持っているであろうお金を探しますが、どうにも見つかる気配がありません。

しかし、一つ固く鍵のかけられたドアがあることに気づきましました。

『マニー』が銃でロックを破壊しようとします。

 

しかしその発砲音が原因で、『盲目の男』を目覚めさせてしまう事に。

 

最初は、話をしながらも少しずつ迫ってくる『盲目の男』は『マニー』の銃を奪い取り、銃を撃ちました。

それによって『マニー』は死亡してしまいます。

『ロッキー』と『アレックス』はすぐさま他の場所へと隠れ息を潜めます。

一時は、事なきを得ましたが、

『盲目の男』は、侵入したのは『マニー』だけではない事に気がつきます。

 

『盲目の男』は、出口になり得そうな所を手際よく塞ぎ

ついに2人は、閉じ込められてしまいます。

 

と言う内容です。

 

この作品、素直に怖かったです。

 

にたような作品で、『デッド・サイレンス』という物音をたててはいけない内容のものがあるのですが

本作は、【息すら許さない】と言うわけです。

 

この映画を撮った監督は、

 

フェデ・アルバレス監督』で

前にも紹介しました

リメイク版『死霊のはらわた』の監督です。

 

前作の『死霊のはらわた』では、

オリジナルとは違い笑いの少ないリアルな『スプラッター』になっていた点が

賛否を分ける形になり

オリジナルが好きな『映画ファン』に叩かれてしまっていました。

 

そして!

それを乗り越えるために作った映画が本作の『ドント・ブリーズ』です。

 

脚本から何までオリジナルで作り

今回も『サム・ライミ』の力添えで出来上がった本作。

 

いやぁ、苦味の強い映画ですね!

 

個人的には、最高に楽しませていただいた映画ですね!

 

公開当初は丁度、

専門卒業間近ということもあり

周りは役者を目指したり、声優を目指した人が多く

吹き替え声優を目指している人などは、

めちゃくちゃ注目を集めていましたね。

 

個人的には、あの『サム・ライミ』がと胸をワクワクさせていました。

 

 

現に映画館で実際見てみれば納得でした!

 

映画館といえば、【映像】と【音響】が特別だと思います。

 

しかし一部観客側の【視覚】を弱らせるという

【音】を観客にまで重要視させる演出や

 

行き場を失わされ、超反応してくる『盲目の人物』との対面は

非常に【映画】という体験をさせてくれました。

 

歳を取るにつれて、理解できてしまい

【映画】純粋に楽しめなくなってしまう事が多くなるなかで。

逆に【映画】は、こんなことも出来るんだ!

と強く感じさせられました。

 

因みに、旅をしていたときに知り合った

映像関係の見習いをしてた方と意気投合し

 

ヒッチハイクで乗せて東京まで帰らせていただいたときに。

サム・ライミ』さんは、すごいと話をお互いにしたのを思い出します。

 

そんな工夫を凝らす監督から学んだ

工夫を凝らした映画は、やはり素晴らしい内容でした。

 

もちろん内容も分かりやすく。

ロジカルなお話なのもこの人達らしい素晴らしい点でもあります。

 

と言うわけで今回はこの辺りで。

 

配信サイトは、『U-NEXT』『Amazonプライムビデオ』にて配信されています。

 

どちらも有料コンテンツとなっておりますのでご了承くださいませ。

若干ばかし『Amazonプライムビデオ』の方がお安いかと思います。

 

若干のセクシャルは、あり不快と言えば胸くそですが、

あまりグロテスクでもなく非常に見易い内容となっておりますので

 

長期休暇の合間にいかがでしょうか?

 

ドント・ブリーズ

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【予告編】


https://youtu.be/fulQqoAEWk0