『Stand by Me』
夏休み。
今では暑くて外にも出たくないのに
あんなに元気に走り回って
裏山のなかを冒険して
虫を捕まえて川で遊んだりして
売店でみんなで集まってお菓子を食べて
常に新しくて新鮮で。
もうすっかり歳をとってしまったと感じる24歳です。
歳上の女性達には、よく肩を叩かれました。
でも、昔と比べると
あの頃のワクワクも楽しみも
どこかにいってしまったように感じます。
忘れたくない思いでも沢山あるし
あの頃の友人達にはありがとうって伝えたいですね。
９月には地元に一度帰省するので楽しみです。
そしてこの季節になると、初心の頃を忘れたくないって思ってこの作品を見ます。
音楽も子供達の声も
どこかに懐かしくて昔に戻れたような気持ちになれます。
この作品は、四人組の男の子達の冒険と成長の物語です。
この四人組
何を目的に冒険を始めたのかというと死体を探しに行くんです！
普通なら臭そうですし怖そうなので行きたくは無いですが
自分が見ていて思ったのは
非日常に出会いたかったんだと思います。
日常の中で死んでいる自分を生かしたかったんだと思います。
普段の日常の中では、年上の子に虐められ、追っかけ回されて
そんな日常から消えたかったんだと思います。
死にたい気持ちに近いのかもしれないですかね。
こう感じるのは、大人になってしまったからなのかな？
と言うわけで冒険していくんですが
やはり上手くは進んでいかないんですよ。
沢山のトラブルに出会い乗り越えても
また新しいトラブルに出会ってしまいます。
そして最後には、大切なもののために冒険を断念してしまいます。
突然話は変わるのですが
よくよくこうやって文章にしていると
新しい発見が見つかってきますね。
因に、物語は本当にあらすじだけ並べると
こんな感じのものなんです。
所々この少年達の心の奥底にあるものは、直接観ていただきたいです。
今の大人になった自分達にもこんな所があって
だからこそ哀愁のような懐かしい思い出や匂いが伝わってくる素敵な作品です。
この作品、解釈が色々あるのもまた、
その人たちが歩んだ道のりが違うからこそ生まれるものだと思います。
だからこそ面白くて何度も観てしまいます。
昔に忘れてしまったものを思い出させてくれる。
勇気も元気も色褪せない思いも
教えてくれる素敵な作品です。
是非夏の時期に。
『Stand by Me』
予告編
